HiVi AUDIO VISUAL MAGAZINE 2006
HiVi - AUDIO VISUAL MAGAZINE 2006において、TU-505EX MKIIが取り上げられました。内容は、ハイビジョンレコーダーの高品位モデルTOSHIBA RD-A1によりHD DVD「ラストサムライ」(米国盤)を視聴し、ハードの実力や使いこなしについて分析したものです。評価を抜粋してご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。

「インシュレーター」は振動を隔絶するという意味だが、RD-A1の脚はアルミ削り出しであり底面にフェルトを貼ってあるのみ。むしろ振動を高速で設置面に伝達する働きがあるだろう。ハーモニクスの脚製品は概して大型であり、その容積と天然素材の組合せにより自然な減衰特性を狙っている。「整振」の効用も訴求している。
RD-A1のインシュレーターはネジ留め式で、簡単に脱着可能。そこで、ハーモニクスのインシュレーターと組合わせてテストしてみたところ、本体のものをはずしてハーモニクスを使ったほうが結果はよかった。
| もともと立派な本体の脚部の下に、ハーモニクスのTU505EX MKIIを敷いてみた。音の変化は独特だ。当初は温かいトーンになり、スケール感や鮮度感が徐々に向上するという変化だ。30分もすると設置面や機器の脚との機械的ななじみがよくなって、極微の音まで表情豊かに変ってくるのだ。こういう変化は、本体が外来の歪み圧力に敏感であるとともに、復元力が大きいからだと思う。底面に貼り付けられた良質なフェルトのなじみも関係しているのだろう。映像は、ビット数が増えたようというべきか、 | いっそう緻密な質感、なだらかな陰影表現になる。武士である夫を滅ぼした敵と同居する小雪の顔など、表情の微妙な曇りや眼の輝き具合などじつにていねいに描写するようになってきた。大景観の距離感も素晴らしい。これはS/Nの改善と微小情報の安定感がもたらすものだろう。次にオリジナルの脚を外してみた。これで視聴室の床にベタ置きしてみると、あきらかに質感が後退してしまう。絵も音も単調そのもので、台詞など棒読みになってしまう。やはりアルミ+フェルトの円錐脚は | 高品位を保証しているのだ。そこで脚を外したところにTU505EX MKIIをはさんでみた。これはすこぶるつきの改善になった。音も絵もフォーカスがピタリと合い、立体音響、立体映像の印象になってきたのだ。極微の領域まであいまいさがなく、誇張感がなく、音や映像の力が再生賦活された印象だ。この脚は直接使うのが正解だ。ただし本体付属のものも充分高品位であり、当面の使いこなしとしては、設置面にがたつきがある場合、適度なスペーサーを使うべきだと申し上げたい。 |
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